2012年12月9日日曜日

怒涛の思いで作り

え~ご報告がございます。
実は今月いっぱいで本帰国になりました。

タイは今年3月に台湾から来て、9か月間の短い駐在生活でした。
(一応自分の名誉のために言っておきますが、何か問題をしでかして強制帰国になったわけではないですよ、念のため)

で、この数週間は週末になると、行きそびれたところ、買いそびれたもの、食いそびれたものを一掃すべく、精力的に動き回っているのです。

今年の初めに台湾で同じことをやってましたが、まさか1年もたたないうちにまさかタイでねえ・・・。って感じです。

今日は家族そろってアユタヤ観光に出かけました。

もし数年駐在するのであれば、スコータイとかチェンマイとか、カンボジアのアンコールワット等へ行くつもりでしたが、ちょっと日程的に厳しいため、遺跡めぐりはバンコクから日帰りできる理由でここへ行きました。

自分自身は赴任直後に行ったばかりなのであまり感動はありませんでしたが、象に乗ったのは今回が初めてで、なかなか貴重な体験ができました。
当然、奥さまも十分堪能したようです。



ワット・ヤイチャイ・モンコン
今日は、戦勝記念塔の裏から撮ってみました。
タイは3連休の中日で、観光地はとてもにぎわってました。



ここの涅槃像は小ぶりでやさしい表情です。
今日もたくさんの人たちが、「足の裏」に硬貨をいっしょうけんめい
貼り付けて願掛けしてました。




ワット・マハタート
この廃墟感がたまりません。
独得の空気が流れてます。




有名な簿大樹の仏頭です。
今日は夕方からイベントがあるせいか、ここにも大勢の人たちで
あふれていました。





ゴールデン・シャワー
タイの国花です。




廃墟は地面がガタガタですが、足元を見ずに走り出そうとするので
ヒヤヒヤものです。





象に乗るのに行列。後ろには子供の象が繋がれてました。
象に乗るのは初めてでした。けっこう高いところでユラユラ揺れるので
ちょっと緊張しましたが、思ったよりテンション上がりました。
乗ってみてよかったですね。





ワット・ロカヤスタ
原っぱに横たわる涅槃像。雄大で好きな風景です。




チャオプラヤー河。
去年の大洪水を引き起こした河ですが、この日は夕日に
照らされて穏やかでした。

アユタヤって、大小の河に挟まれた島(中州かな)なので
水が豊かである反面、洪水にさらされた歴史があります。

今日見た遺跡も、戦争後に放置され、更に水害によって
ここまで朽ち果てたのだそうです。




2007年に台湾に赴任してからおよそ6年間の海外駐在生活でした。
やはり、外国で生活するということはそれなりに緊張感もあって、また刺激もあったわけです。なので、これで終わるのかと思うと、ちょっと寂しい感じがします(とか、なんとか言ってると、すぐにどこかの国に異動になっちゃったりして・・・)。


新しい赴任地は地元の岐阜で、約10年ぶりになります。
地元の皆様、2013年からまたご厄介になりますが、どうぞ宜しくお願い致します。

そして、ちょっと早いですが、よいお年を・・。

(今年はひっこし等が忙しく、たぶん年賀状出せません)



2012年10月28日日曜日

2012.5.26 王宮めぐり&アユタヤ遺跡めぐり

もう半年近くも前の話ですが、ここに赴任してまだ日が浅かったころ、会社の人に誘っていただき、バンコクの王宮付近と、アユタヤの主要な遺跡を観光してきました。


1.ワットアルン(暁の寺)


ホテルを出たバスがチャオプラヤー河の船着き場に到着しました。
ここから対岸のワットアルンへ向かいます。

渡し船で対岸を目指します。

塔の中段まで階段があって登ることができますが、
上へ行くほど急になり、しかも下りが大変で、
一発で筋肉痛になってしまいました。

塔の中段から北方向の眺め。朝8時ぐらいでした。
5月は暑期の盛りですが、まだこの時間は風がさわやかでした。

渡ってきた方向。
東側に広がるバンコクの中心地を望む。遠く真ん中で
とんがってるのがプラトゥーナムにあるバイヨークスカイ。

チャオプラヤー河の下流を望む。
この方向には高級ホテル(オリエンタルとか、シャングリラとか)が
河岸に優雅に並んでます。

この白い花がとても良い香りでした。ガイドさんに名前を聞いたのですが
すぐに忘れてしまいました。名前とか、単語とか、覚えるの大変苦手です。

木陰でリラックスしまくりの猫。ここは確かにのんびりしててなごめます。


2.ワット・ポー
ワットポーの涅槃仏。とても大きいです。
見上げる感じです。

そして長いです。たしか40メートルだったはず(間違ってたら失礼)。

お堂も長細く、煩悩の数、108回「タンブン(お布施)」できるように
なってます。



3.王宮&エメラルド寺院


大変にぎやかな入口から見える風景。撮影の定番スポットのようです。

まぶしいゴールド。

精緻な紋様。

ビビットな色使い。

守り神たち。確か靴を履いてる方が人間で、裸足が猿だったはず
(間違ってたら失礼・・こればっかやな)。

エメラルド寺院の外観。何がエメラルドかというと、ご本尊がエメラルドとのこと。
しかし実態はヒスイです(間違ってたら・・)

中では撮影禁止なので、入口からチラと見えるご本尊を撮ります。
ここも撮影の定番スポット!?みんながんばって撮ってました。

エメラルド寺院の隣には、初代から続く王様の王宮が並んでて、間近で見学することができます。
・・しかし、暑さと、人の多さと、なによりワットアルンの筋肉痛で、このあたりはダラダラ見物になってしまいました。

この後、一旦バンコク市内に戻り、ランチを取ってから午後のアユタヤ観光に向かいました。





4.アユタヤ

ワット・ヤイチャイ・モンコンの涅槃仏。


ワット・ヤイチャイモンコンの仏像。
わざと横にして涅槃仏にしてるわけではありません。
この写真だけどうしても縦に変換できなくて(困・・)



ワット・マハタートの仏頭。
大昔、アユタヤとビルマが戦って、このお寺が破壊されたとき、
全ての仏像の頭が切り落とされたのだそうです。
この仏頭だけ、どういうわけか菩提樹の下に残り、長い年月の後、
木と一体化したのだそうです。
神秘的ですね。

ワット・マハタート。荒涼として、時間が止まってる感じがします。

もし破壊されていなかったら、どれだけ荘厳な寺院だったんでしょうね。

一部では復元工事も行われてるようです。

この付近は像に乗ることができます。でも暑いのでやめました。

ワット・ロカヤスタ。大空の下に大きな涅槃仏。
お顔の表情もおおらかで、とても好きな風景です。

しかし、ここの「線香売り」が最悪だった。
ここまで物売りには一切お金を出さなかったが、
最後の見学場所だし、線香と花で20バーツだからいいか、
と思い買ったところずーっと付きまとわれ、
一旦受け取った花と線香を取り上げて勝手に供え、
「さあ、お参りしろ」みたいな感じで仏像の真ん前へ連れていかれたその直後、
小さな仏像キーホルダーみたいなのをポケットからバラバラと出して、
「200バーツで買え!今日は100バーツに負けるから買え!」とやってくる。

いらない!と一言残して帰ろうとすると、ものすごい大声で追いかけてくるので、
観光バスに逃げ込みました。

という感じで、タイらしさ(?)を感じることができた一日でした。

それと、
ワットワルンに行くときは、午後にあまり歩き回ることがないようなプランにした方が良いということも勉強になりました(筋肉痛が、翌日のゴルフにまで影響しましたから・・笑)。




2012年9月15日土曜日

家族が合流してもうすぐ2か月

3月下旬に赴任してはや半年が経とうとしてます。

家族を7月に呼び寄せ、こちらも2ヶ月になろうとしてます。

生活準備だなんだといってるわりには、結構簡単にバンコク生活にどっぷり浸かってる感じです。台北で予習できたせいでしょうか?海外なんですが意外に暮らしやすく、大変助かってます。

この間、家族が来てからは単身のときにはなかなか行くことができなかった場所へも出かけられるようになりました。

最近は「つぶやき」や「顔本」ばかりに書き込んでこのブログもご無沙汰ですが、来て早々出かけたプーケットや王宮めぐり、水上マーケットなど、時間があるときに徐々にアップしようと思います。

時間・・・なかなか確保できませんが・・・。


マンダリン・オリエンタル・バンコクにて。
来年の年賀状写真候補の1枚(笑)


2012年7月8日日曜日

チャトチャック・ウィークエンドマーケット

土日だけ開催される「チャトチャック・ウィークエンドマーケット」へ行ってきました。宝石から服、小物に雑貨、陶器から竹かごまでなんでも有る市場です。 どちらかというと自分より奥さんの方が興味があるようで、今度赴任するまでに下見してきました(ついでに一時帰国のおみやげも買いに・・・)。

BTS モーチット駅を降ります。
「もうちっと、近こう寄れ」などと、ダジャレツイートを試みましたが、
この界隈は通信状況が非常に悪く、
快心のギャグは空振りに終わりました。

駅からの階段を下りると、この公園があります。
ここを抜けて市場へ行きます。
公園周辺の道路にもたくさん屋台が出てて、市場っぽい
雰囲気がありました。


場内です。この幅の広い道は時折、業者の車が通ります。
この道沿いと、無数に有る路地に、数えきれないくらい店がひしめいてます。

午前11時ちょっと前ですが、場内は早くも熱気に包まれてました。
至る所で、焼き鳥の焼けるいい匂いがします。


更に、小さな路地に入ります。
まるで御徒町のガード下みたいで、道に迷いました。
・・・というか、道に迷うのを楽しんでしまいました。


マーケットの中の一番大きなフードコートで昼食。
70バーツの炒飯を食べました。味は薄めなので、ナンプラー
いっぱいかけてやりました。
ここよりも、section7(アート関連の店が集まってるエリア)にある
ビールやタイフードを出してる小さな店の方がおいしそうでした。

次回、試してみようと思います(また行くのか?)


そのsection7で気になるお店を発見。
http://www.aboutpopart.com/home
大好きなポップアートがいっぱい!(リキテンシュタイン、
ウォーホル、ジュリアン・オピー、キース・ヘリングなどなど)。

入り口ドアには、自分の写真をウォーホル風、もしくは
リキテンシュタイン風に加工してパネルにしてくれると書いてあります。


思わず店に入って、詳しくお話を聞いてしまいました。

人物1人につき1,950バーツ(1人増えると500バーツ追加)。
更にパネル代(サイズが最小で50センチ四方)がそれに
加わるとのこと。オーダーはメールでも可能で、完成させる前に
下絵を何度かチェックして色など変更できるのだそうです。

できあがったら、タイ国内はもちろんのこと、国外にも送って
くれるそうです。



というわけで、初めは下見ぐらいのつもりでしたが、すっかりハマってしまいました。

本日の戦利品は以下のとおり・・・
日本へのおみやげ その1
グリングラスの石鹸。オーガニックだそうです。

日本へのおみやげ その2
シルクのストール。これは女性陣向け。



その3 定番のTシャツ。
一応タイのビールブランドで決めてみました。男性陣向けです。


自分へのごほうび


年甲斐もなくステッカー好きなので、見つけるとすぐに買ってしまいます。
タイはステッカー結構多いです(もしかして勝手に作ってるから?)。

上の2つはビールで有名はChangとSINGHA。
下はタイ国際航空。
ゴールドとイエローがありますがどちらにしますか?ときかれたので
「両方!」と答え、

大、中、小とありますが、とも聞かれたので
「全部!」と言い、ガッツり買いました。

どうだ!大人買いだぜぃ。

もういっちょ、ワルノリでふざけたTシャツ買いました。
恥ずかしいので日本では着ずに、タイ限定で使うことにします。


帰りはMRTを使って戻り、ショッピングで疲れた足を、プロンポン駅前にある「ワットポー・マッサージ」でほぐしてもらいました。

本当に気持ち良く、初めて足裏マッサージでうたた寝しました(台湾なんて、痛くて痛くて絶対寝ることなんてなかったからねえ)。




ワットポー・マッサージ店のワンコです。
ぬいぐるみみたい。




2012年6月23日土曜日

スワンナプーム国際空港

バンコクの玄関口「スワンナプーム空港」へ行くには車以外に「エアポートリンク」という鉄道を使うことができます。毎日通勤時に高速道路から見えるこの列車に乗ってみることにしました。

経路:
往路・・・うち→トゥクトゥクでプロンポン駅→BTS→アソーク駅・乗換え・スクンビット駅→MRT→ペチャブリー駅・乗換・マッカサン駅→エアポートリンク→空港

復路・・・空港→シャトルバス→バスターミナル→乗合ワゴン→オンヌット駅→BTS→プロンポン駅→シーロー→うち



MRTスクンビット駅。


家を11時に出発。今日は珍しくトゥクトゥクが玄関に待機してたので即乗車。プロンポン駅でも、今日は珍しくホームに上がったらすぐに列車が登場して、サクサクっとスクンビット駅まで来ましたが、ここで約10分、地下鉄がやってくるのを待ちました。バンコク、首都のクセして列車の頻度がまばらで、両数も少ないです。




MRTペチャブリー駅から、エアポートリンクのマッカサン駅までの通路。
夜だと不気味だろうな、昼でも人影が少なく、ちょっと雰囲気悪い・・・。


MRTペチャブリー駅を降りて、地上に出て、さて、どこに駅があるのかなという感じで歩きました。乗換駅というより、完全に別の駅って感じです。ここで、スーツケースをガラガラ転がしてこの列車に乗ろうと気は起きませんねえ。



マッカサン駅の構内。空港を彷彿とさせる建物。
とても綺麗ですが、1階の男性トイレの入り口に大きな野良犬が
寝てて、入ることができませんでした。
ようやくマッカサン駅の下(列車は高架を走ってる)までたどり着きましたが、入り口がよくわかりません。エレベーターがあったのでそれに乗り、何階で降りるのかよくからなかったのでとりあえず一番上の階で降りたらこの風景でした。人、少ない。
綺麗な建物ですが、利用客少なく、チェックインカウンターもありましたが使ってないみたいでした。

さて、各駅停車と特急の2種類があるということなので、特急に乗ろうと、専用の入り口へ行ったみたところ、スタッフらしき人が次の列車は40分後だから各駅停車の方が早いと教えてくれました。

特急で空港までたしか15分程度。それを40分かけて待つ?もう少し頻度上げて走らせれば、と思わずにはいられません。宝の持ち腐れです。


ということで各停に片道65バーツで乗車しました。

エアポートリンクの車両。
スカイライナーとか、ミュースカイみたいな感じは一切なし。
通勤電車って感じ。


車窓からの風景。
郊外に出ると、家々の間に運河や池が多く、
なかなかのんびりした風情が良い感じです。

いつもの通勤路ですが、高速道路より高い場所を走るので、景色が新鮮でした。
列車は快調に走り、スワンナプーム空港の地下にある駅へ到着しました。



駅の改札を抜けると、コンビニやカフェがありました。

今回、エアポートリンクのお試しの他に、スワンナプーム空港の施設をチェックするのも目的としてました。例えば、出張者ピックアップに行ったときなど、どこで食事できるか、とか、空港ホテルへ徒歩で移動するにはどうしたらよいか?とか、対処できるように探検しにきたわけです。

この空港、まともに食事できるのはこの地下と、2階の吹き抜けスペースぐらいです。大きな空港ですが、あまり食べるところありません。




4階、出発ロビーです。いつも真ん中あたりが込み合ってるのですが、
端っこはそうでもありませんでした。



お見送りデッキがあるようなので、登ってみました。


デッキはあまり広くない上に、窓の方向が2本の滑走路と平行なので、離着陸が見えません。
左右の滑走路へ移動する飛行機が目の前を通り過ぎるだけでした。
・・・とてもお見送りできる代物ではないですね。

空港探検も済んだし、エアポートリンクで戻ろうかなと思ったら、シャトルバスの停留所が・・・。この空港、タクシー乗り場と列車乗り場は構内にありますが、バスターミナルが空港からちょっと離れたところにあるため、シャトルバスが結んでるのだそうです(めんどくせ)。


話のタネに、帰りはバスを使ってみることにしました。


シャトルバスの停留所で待つことしばし・・・。


来ました。


中はこんな感じ

バスターミナルは開放的で、バンコク市街向け5系統と、パタヤなど遠方への路線が3つほど。
あとは、左側に並んでる乗合ワゴンが、バスが行かない近場をカバーしてるようです。

520番のワゴン。空港に勤務してる方々が乗ってきました。
お仕事、ご苦労様です。

バスターミナルは、野原の真ん中に平屋の建物があって、オープンな(つまりクーラーの無い)待合室と、その左右にバスとワゴンが停留するといったレイアウトでした。きっと日本人は自分だけ。かなりローカル色の強い場所です。

家の近くへ行くバスがなかったので、終点が「オンヌット駅」の520番の乗合ワゴンに乗ることにしました。料金は終点まで行っても、途中で降りても一律25バーツです。





ワゴンの終点「オンヌット駅」

途中で何人か乗り降りがあって、30分ほどでオンヌット駅に着きました。ここからプロンポンまでは駅4つです。このあと、駅に直結してるTescoLotusでお買い物して帰宅しました。




で、結論ですが、空港まではやはり会社の車で送ってもらうのが一番。ということです。

それはともかく。列車やワゴンなど珍しい乗り物に乗れたし、ちょっとした小旅行気分でリフレッシュできました。