2016年10月29日土曜日

明日の記憶 荻原浩

完全に荻原浩にはまっているわけだが、今回の本は身につまされた読んだ。

というのもこの本を手にする1週間前、これまでで一番強烈なめまいに襲われ、ついに救急車で搬送されることになったからである。

めまいに加え、ろれつがまわらなくなり、つばが飲み込めなくなり、手足の感覚がだんだんぼやけ、呼吸も意識的に息を吸わないとそのまま止まってしまいそう・・という状況。少々大袈裟かもしれないが「死ぬ」かもしれない、とさえ思った。

さて、この作品は50歳になったばかりの主人公(自分と同世代)が若年性アルツハイマーになり、だんだん働けなくなり、会社をやめたあと、家族の顔も次第に記憶から消えてしまうという話。この中でめまいに襲われるシーンがあるのだか、かなり自分の症状に似てて驚いた。

しかし、主人公の内面からの言葉を読み、この病気がどういうものであるのかを知ることができた。


本棚の整理

2016/9/11 Book offへ。

ありがとうございました。