なんでも与えられた場所で必死にがんばりなさい!ってことを、著者なりの語り口で綴った物語。
よし、ガンバロ!と笑いながら言える、前向きになれる、いい感じの本!
まさに、痛快!
随分前に、アルペンスキーのレースに出場してその結果を記録・分析するつもりで立ち上げたHPでしたが、今では単なる落書き帳になってしまいました。スキーのみならず、スポーツから遠のいてしまったオッサンの戯言。ひまつぶしにどうぞ!
2016年8月28日日曜日
海の見える理髪店 荻原浩著
とても読みやすく、好きな雰囲気の作品。言葉の一つひとつがすーっと頭に入り、情景がふわーっと浮かぶ。読んでて完全に物語に入り込める。
ひとつひとつの短編の中で、一番よかったのはやはりこの本のタイトルになった「海の見える理髪店」。
物語の後半で、もしや・・と思ったら、やはりそうだった。ひとつ読み終わるとしばらく余韻にひたってしまいたくなる。
ひとつひとつの短編の中で、一番よかったのはやはりこの本のタイトルになった「海の見える理髪店」。
物語の後半で、もしや・・と思ったら、やはりそうだった。ひとつ読み終わるとしばらく余韻にひたってしまいたくなる。
太陽がいっぱい パトリシア・ハイスミス著 佐宗鈴夫訳
完全犯罪などこの世に無いと思う・・・。
この物語には最後で逃げ切ったように書かれているが、まだ続きがあるような気がしてならない。
読み終わったのに、読み終わっていない感じがする(読後の余韻とはちょっと違う)。
まだまだ主人公の人生の最後まで追っかけてしまいたくなくなるような小説だった。
読んでいて、後半あたりからどうやって捕まるのだろう、という感じで読んでいたが・・。
主人公のトムはかなり性格(性癖?)がまともでなく、そんな人間が平然とウソを並べ立てて犯罪を隠し通してしまうあたりが、最近の常識はずれな事件の数々に似てるような気がして、もしこれが書かれた1954年に著者が現代を予見していたなら、それはそれでスゴイ小説なんだなあと思った。
この物語には最後で逃げ切ったように書かれているが、まだ続きがあるような気がしてならない。
読み終わったのに、読み終わっていない感じがする(読後の余韻とはちょっと違う)。
まだまだ主人公の人生の最後まで追っかけてしまいたくなくなるような小説だった。
読んでいて、後半あたりからどうやって捕まるのだろう、という感じで読んでいたが・・。
主人公のトムはかなり性格(性癖?)がまともでなく、そんな人間が平然とウソを並べ立てて犯罪を隠し通してしまうあたりが、最近の常識はずれな事件の数々に似てるような気がして、もしこれが書かれた1954年に著者が現代を予見していたなら、それはそれでスゴイ小説なんだなあと思った。
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