2011年11月20日日曜日

ポーカー・フェース  沢木耕太郎著   新潮社



最近まで雑誌で連載されてたエッセイのオムニバス。1日ひとつづつ読んで1週間楽しみました。

この中に「ブラッディ・マリー」のマリーは誰のことかという話があります。「ブラッディー・マリー」とはウォッカ+トマトジュースで作るカクテルの名前で、直訳すれば「血まみれ・マリー」となります。
私は著者と同じく、マリーはマリー・アントワネットのことで、フランス革命でギロチンにかけられたために「血まみれ」になったのだと記憶してたのですが、本当は、イギリスのメアリー1世なのだそうです。ここから著者は更にいろんなマリーに空想を遊ばせていきます。

また「ブラッディ・マリー」をいつ飲むのかという話では、著者が決まって飛行機に乗った時ということですが、自分も今年4月に娘が生まれるときの帰国便で久々に飲みました。その後もたまに家で自分で作ってみるのですが、あのときの味に比べると少し物足りません。

この辺で売ってるトマトジュースの味が違うのか?上空で飲んだためなのか? 或いは、これから子供が生まれるという精神状態がそうさせたのか?理由はよくわかりませんが、ひとつの話からこちらの空想も広がりました。




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