このタイトルの映画は超有名ですが見たことがありません。このことは作者カポーティの望むところだったようです。というのも、この小説がでて間もなく上映された件の作品はあまりにも原作とかけ離れてて、また主人公ホリーのキャスティングがオードリー・ヘプバーンだったこともイメージ違いで、ずいぶん御不満だったようです(訳者の解説より)。
内容ですが、主人公の奔放な振る舞いと、その裏に隠された事実。軽妙なテンポで物語は進みますが、最後はちょっと切なく、しかし、爽やかな余韻が残る素敵な物語でした。
また、収録されてる3つの短編もそれぞれ読み応えがあり、他のカポーティ作品も読んでみたくなりました。勝手に☆☆。
2 件のコメント:
カポーティは好きなので、
ほぼ、ほとんど読んでいるかと思います。
「ティファニーで朝食を」は
村上さんの新訳は読んでいません
(古い新潮文庫の瀧口さん訳版です)。
村上さんの訳はチャンドラーの
「ロング・グッドバイ」が良かったです。
そういえばサリンジャーが亡くなりましたね。
失礼ですが、ご存命とは知りませんでした(苦笑)。
村上さんの「キャッチャー」も
読んでみないといけないですね。
村上訳・ロンググッドバイ、昨年読みました。この方の翻訳はとても自然で読みやすいですね。
サリンジャーの訃報は今朝のNHKニュースで見て、うちでも、同じように「まだ生きてたんだ。昔の人じゃなかったんだ。」って言ってました。
たまたまちょっと前に嫁とナインストーリーズの「バナナフィッシュ~」について、なんかよくわからない物語だねえ・・・なんて話をしてたところでした。
ライ麦はちゃんと読んだことがないので、またそのうち・・・。
コメントを投稿